MATLAB

2018/11/10 Last update

 

このページは MATLAB の概要と目次 @本家UBサイト に恒久的に移転しました。このページもネット上に残っていますが、最新の情報はリンク先を参照して下さい。

 


基礎的事項

  1. MATLAB とは
  2. ウィンドウの構成
  3. 基本ルール
    • m ファイル
  4. データ構造
  5. 変数の型
  6. Set path

図の作成

  1. プロット plot
  2. 箱ひげ図 boxplot
  3. 棒グラフ bar
  4. クラスター解析 clustergram
  5. 図の見た目を調節するオプション

行列の扱い

  1. データの作成
  2. 行列の扱い方(検索,置換,合一など)
  3. 行列の演算

プログラミング関連

  1. for loop
  2. if statement
  3. 関数 m ファイル
  4. セル行列
  5. MATLAB のコマンド一覧はコマンドの目次にあります

その他

  1. ハンバーガー統計学で MATLAB に慣れる
  2. 今までに出くわしたエラーのメモ


MALAB とは

MATLAB は,第四世代言語(4GL)と呼ばれる対話形式のプログラミングツールである(1)。行列演算,データの可視化,信号処理,プログラミングなどに使われている。行列演算のためのソフトウェアを基本として作られており,MATrix LABoratory の略である。


> fMRI および PET データの解析を目的とした SPM という MATLAB package がある。

: 行列形式でないデータの解析とは,相性が良くないかもしれない。その点 R の方がフレキシブルに広い範囲のデータに対応。

 

 


ウィンドウの構成


基本ルール

> 文字列はシングルクォーテーション ' ' で囲む。ダブルクォーテーション " " は使わない(1)。

: しかし,例えば plot 関数 で >> plot(A) とするとき,A は文字列ではなく変数。 ' ' は使わない。

 

> コマンドの最後にセミコロンをつけると結果を表示しない(1)。

> 変数の名前: 最初の文字は英文字で,その後は英文字,数字,アンダースコアが使える(1)。

: 最大 63 文字。大文字と小文字は区別され,漢字は使えない。

 

> 演算の順番がどう指定されているかわからないが,以下の例では( )は不要だった。

 

>> a=5;

>> b=1:1:a

b =

     1     2     3     4     5


>> c=1:2:a+5

c =

     1     3     5     7     9 % 1:2:a を先に計算することにはならない。


>> d=1:2:(a+5)

d =

     1     3     5     7     9 % 括弧をつけても同じ結果になる。


m ファイル

MATLAB では,通常複数のコマンドから成る一連の操作を,拡張子 .m をもつファイル に書きこんで,そのファイル名をコマンドとして使用できる(1)。 このファイルを m file といい,コマンドの種類に応じてスクリプト m ファイルおよび関数 m ファイル に分けることができる。

スクリプト m ファイル (script m file)

複数のコマンドが書き込まれた,いわばメインのプログラムである。


関数 m ファイル(function m file)

他のコマンド(通常はスクリプト m ファイルに書かれたコマンド)に従って特定の計算を行い,その結果を返す関数が書き込まれた m ファイルのこと。function という宣言から始まる。



> m file には,いくつか使用上の注意点がある(1,2)。

: m file でスクリプトが長くなって改行したいときは,行末にピリオドを 3 つ(...)つける。

: 同じ名前の複数の m file があると,干渉してエラーになる。