5-1-2014 updated
脳科学辞典 プレパルス・インヒビションでの定義は以下の通り。
驚愕刺激(パルス)の直前に微弱な刺激(プレパルス)が先行することにより驚愕反応が大幅に抑制される現象をプレパルス・インヒビションという。人と動物の両方で測定することができ、関連する脳部位や遺伝子多型など基礎的・臨床的研究が世界的に行われている。統合失調症患者および統合失調症の動物モデルの両方で低下が見られることから、統合失調症のエンドフェノタイプとして用いられることがある。
> Rat聴覚での試験: prepulse intensity(dB)が大きいほど効きやすい(1R)
: 統合失調症モデル MAM rat では効きにくい。
: 音の大きさは 72 - 84 dB。PPI は0 - 50%程度の割合でみられている。
> 以下の領域がPPIに関連すると書かれているが,mediateとregulateの違いがわからない(2I)。
> PPI には ventral hippocampus, ventral striatum が関わっており,両者は独立している(2D)。
Ewing et al. 2013a. Evidence for impaired sound intensity processing during prepulse inhibition of the startle response in a rodent developmental disruption model of schizophrenia. J Psychiatr Res 47, 1630-1635.