6-21-2016 updated
> C57BL/6 miceでは,1日おきに給餌するIF,毎日のカロリーを60%にするCCRのどちらでも寿命延長(1I)。
: CCRは,この論文ではLDF (limited daily feeding) と呼ばれている。
: 9週齢までALで飼育し,その後LDFは60%給餌,IF は一日おき給餌をしている。
: 両方でインスリン感受性が増大し,神経が保護されることを示唆する結果が得られたが程度が違った。
: LDFでは,カロリーを40%減らすと体重は49%低下する。つまり燃費も悪くなる。
: IFで,餌の総摂取量は変わらなかった。餌がある日は2倍ぐらい食べているということ。
: IFでIGF-Iとβ-hydroxybutylateが増えるが,LDFでは減るのが大きな違いだった。
: 大事なのは総カロリー量だけではないと主張している(1R)。
> Sirt1 遺伝子が欠損していると,DR の behavioral activity への効果がなくなる(2D)。
: 逆に,Sirt1 attidional copy をもつ個体では DR に似た表現型が現れる。
> 餌中のタンパク質量またはメチオニン量を下げると寿命が延長する(2D)。
> Metformin は,tumor prone HER-2/neu TG mice で腫瘍のリスクを下げ,寿命を延ばす(2D)。
: AMPK を活性化させることも知られている。
Greer & Brunet 2009a. Different dietary restriction regimens extend lifespan by both independent and overlapping genetic pathways in C. elegans. Aging Cell 8, 113-127.