グレリンは成長ホルモンの分泌を促進する機能があることから,その受容体は growth hormone secretagogue receptor (GHSR) とも呼ばれる。
これをノックアウトすると,ghrelin に対する応答がみられなくなることから,唯一の機能的受容体であることが示されている(1R)。
> ノックアウトマウスは,高脂肪食を食べさせた時の体重増加が野生型よりも穏やかである(1R)。
: Chow diet ではメスのみ体重に違いがみられ,影響に雌雄差がある。
: 脂肪の割合も低下する。呼吸商などから,脂質の代謝が亢進していると考えられる。
: 血中の IGF-I 量やレプチン量は大きく変化していないため,グレリンシグナルが原因と思われる。