Monocarboxylate transporter 1 (MCT1) は,乳酸 lactate などの 1 価カルボン酸のトランスポーターである。図は文献 2 から転載。
ポリフェノール polyphenol に血管障害のリスクを減らす作用があることは,現在広く知られるようになっている。野菜,穀類,果実などから数百種類のポリフェノールが同定されており(1),フラボノイド fravonoid とフェノール酸 phenylic acid が最も多い成分である。
フェノール酸の一例であるサリチル酸 salicylic acid。アスピリン(アセチルサリチル酸)の関連化合物である。IUPAC 名は 2-hydroxybenzoic acid で,日本語では 2-ヒドロキシ安息香酸または オルト-ヒドロキシ安息香酸。
フラボノイドの一種であるアントシアニン anthocyanin の構造。R1 - R7 には H, OH など様々な官能基が入る。
腸に発現している MCT1 は,これらのポリフェノールの取り込みに関わることが明らかにされている(1)。
フェノール酸およびその類縁体については,以下のようなことが明らかにされている(1)。