ストレスタンパク質 Stress proltein

6-15-2017 Last update

 

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  1. 概要: ストレスタンパク質とは
  2. ストレスタンパク質ファミリー

各ストレスタンパク質のページ

 

関連項目



概要: ストレスタンパク質とは

ストレスタンパク質は,細胞が熱などのストレスに曝されたときに発現量が増大し,細胞を守る働きを示すタンパク質の総称である。

 

タンパク質の高次構造形成を補助する機能 があり,以下のような様々な細胞内プロセスに関与している。

 

  • 新しく合成されたタンパク質の折りたたみを助ける(分子シャペロン)。
  • 熱などのストレスによって変性したタンパク質を修復する。
  • 修復不能なタンパク質は,リソソームなどの分解系へ輸送する。

 

かつては,熱によって誘導されることから熱ショックタンパク質(Heat shock protein; HSP)と呼ばれたが,熱以外のストレスでも似たような働きを示すことから,現在はストレスタンパク質と呼ばれることが多い。

 

ストレスタンパク質の発現誘導を伴うような熱に対する応答を,熱ショック応答 heat shock response という。


ストレスタンパク質ファミリー

HSP110 family

HSP110 family は,lower eukarhylotes のみがもつ HSP104 を含まない,110 kDa 前後のストレスタンパク質である。これは HSP70 と系統的に近く,HSP110-HSP70 superfamily として捉えるべきであるとする報告がある(1)。


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References

  1. Easton et al. 2000a. The Hsp110 and Grp170 stress proteins: newly recognized relatives of the Hsp70s. Cell Stress Chaperones, 5, 276-290.